エンベデッドシステムスペシャリスト試験対策(2) - 入出力とバスアーキテクチャ
4日目。続きです。
第2部 第3章 入出力とバスアーキテクチャ
用語の整理
バスアービタ
CPUやメモリ、入出力装置などを結ぶ通路(バス)でのデータ転送はバスマスタ(CPUやDMAなど)が主体となるが、バスアービタがそれぞれのバスマスタの交通整理を行う。
I2Cバス(Inter Integrated Circuit)
シリアルクロックライン(SCL)とシリアルデータライン(SDA)の2本の線を使う双方向バス。最高でも3.4Mbpsと(現代では)低速だが抵コスト。
DMA(Direct Memory Access)
入出力装置が直接主記憶装置にデータ転送する。データ転送中のCPUの処理負担を減らせる。
- キャッシュメモリには直接データ転送はできない。
- 外部バスを使用するため、CPUと競合する(動作応答性に影響を及ぼす)。
マトリックススイッチ
大量のスイッチを効率良く扱うために、スイッチを碁盤の目状に配置し、どのスイッチが押されたかを交差する位置(縦横)で判断できるようにした回路。
仕組み上、入力ポートも少なくて済む。タッチパネルに使われる。
ウェイト機能、レディ機能
CPUが低速の入出力装置などとやり取りするときに歩調を合わせるための機能。データ転送準備のタイミングを待ち(ウェイト)、準備ができたら開始する(レディ)。
所感
仕組みや特性など憶えることがメインの分野なため、過去問を解いて定着させたいです。
参考資料
エンベデッドシステムスペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策 第4版